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本稿は、黃表紙に現われるハ行四段動詞ウ音便形の促音便化について考察したものである。特に安永∼寛政期の黃表紙21種の分析結果に基づいて当時の有力な江戸語資料である江戸洒落本及び江戸噺本に見られる傾向と比較しながら語幹末母音、文体、位相、資料による遅速差とその原因を検討した。その結果、幾つか注目すべき事実が明らかにされたが、まず江戸洒落本と江戸噺本を對象にした先行研究の指摘と大略一致する事実をまとめると、次の通りである。
①語幹末母音がaとuの促音便化はiとoの促音便化より進んでいる。
②文体的な面から見ると、会話文の促音便化は地文の促音便化より進んでいる。
また、黃表紙を通して新しく明らかにされた事実をまとめると、次の通りである。
①位相的な面から見ると、男性語と女性語間による遅速差は見られない。
②黃表紙の促音便化は江戸洒落本より遅いが、江戸噺本の促音便化よりは進んでいる。
言い換えれば、このような考察を通してハ行四段動詞ウ音便形の促音便化は語幹末母音、文体、資料によって様々な遅速差を見せなが進んだということと、位相による遅速差は見られないということが明らかにされた。倂せて黃表紙の場合、これまでとは異なって当時の言語研究資料としての可能性を新しく確認できた。
①語幹末母音がaとuの促音便化はiとoの促音便化より進んでいる。
②文体的な面から見ると、会話文の促音便化は地文の促音便化より進んでいる。
また、黃表紙を通して新しく明らかにされた事実をまとめると、次の通りである。
①位相的な面から見ると、男性語と女性語間による遅速差は見られない。
②黃表紙の促音便化は江戸洒落本より遅いが、江戸噺本の促音便化よりは進んでいる。
言い換えれば、このような考察を通してハ行四段動詞ウ音便形の促音便化は語幹末母音、文体、資料によって様々な遅速差を見せなが進んだということと、位相による遅速差は見られないということが明らかにされた。倂せて黃表紙の場合、これまでとは異なって当時の言語研究資料としての可能性を新しく確認できた。
목차
1. 서론
2. 조사 자료 및 고찰 방법
3. ウ音便形과 促音便形의 출현 현황 및 분석 결과
4. 促音便化의 과정 속에서 나타나는 遲速 차이
5. 결론
參考文獻
要旨
참고문헌 (9)
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1. [학술지(정기간행물)] - 小田切良知 / 1943 / 明和期江戸語について(二)-その上方的傾向の衰退 / 国語と国文学 20 (9) : 52 ~ 53
2. [학술지(정기간행물)] - 金田弘 / 1994 / 寬政期の江戸語-二つの咄本 落し咄 と 詞葉の花 から / 国学院大学大学院紀要･文学研究科 25 : 30 ~
3. [학술지(정기간행물)] - 小島俊夫 / 1965 / 後期江戸語におけるハ行四段活用動詞の音便形について-人情本･滑稽本などを資料として / 国語学 62 : 57 ~ 63
4. [단행본] - 小松寿雄 / 1985 / 江戸時代の国語･江戸語 / 東京堂出版 : 59 ~ 121
5. [학술지(정기간행물)] - 寺田洋枝 / 1996 / 江戸語におけるハ行四段動詞連用形の音便形について-江戸噺本を資料として / 国学院大学大学院紀要･文学研究科 27 : 283 ~ 306
2. [학술지(정기간행물)] - 金田弘 / 1994 / 寬政期の江戸語-二つの咄本 落し咄 と 詞葉の花 から / 国学院大学大学院紀要･文学研究科 25 : 30 ~
3. [학술지(정기간행물)] - 小島俊夫 / 1965 / 後期江戸語におけるハ行四段活用動詞の音便形について-人情本･滑稽本などを資料として / 国語学 62 : 57 ~ 63
4. [단행본] - 小松寿雄 / 1985 / 江戸時代の国語･江戸語 / 東京堂出版 : 59 ~ 121
5. [학술지(정기간행물)] - 寺田洋枝 / 1996 / 江戸語におけるハ行四段動詞連用形の音便形について-江戸噺本を資料として / 国学院大学大学院紀要･文学研究科 27 : 283 ~ 306
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