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자료유형
학술저널
저자정보
김경옥 (한국외국어대학교)
저널정보
한국일어일문학회 일어일문학연구 일어일문학연구 제102권 제2호
발행연도
2017.8
수록면
327 - 345 (19page)
DOI
10.17003/jllak.2017.102.2.327

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「武道」というのは「人を殺傷・制圧する技術であり、その技術を磨く修 練を通じて人格の完成を目指すこと」と定義されている。さて、「中学校武 道教育必修化政策」が施行されるようになった背景の核といえば、社会的病 理の問題の一つであると言われている青少年犯罪問題が発端となったことで ある。それが青少年の人格の教育を考え直さなければならないということに つながり、武道教育を通じて望ましい人性を揃えるようにするということになったのである。またそれだけでなく、青少年たちの体力の低下を問題視し て武道教育の必要性を強調したのである。 本研究は、まさに武道教育必修化政策が青少年問題を解決する方法として 望ましいのだろうかという疑問をもって検討しはじまった。 武道教育は時代の流れに沿って各々の時代の政治的な状況を反映し少しず つ姿を変えてきたが、振替えてみると、武道教育を必修化とした時期は日本 が軍国主義や帝国主義を実現するための国民の育成を図る時期であることが わかる。つまり、国の状況に合わせて国民の精神の教育が不可欠であった時 期において武道教育が必修化とされたのである。 結果的に、日本の中学校で行われている武道教育の実状をみると、まず、 指導の専門の教師が足りない。それで学生が怪我をしたり死亡する事故が招 かれたという批判的意見が表出されている。このような状況であるがゆえに 実際の授業の内容は、瞑想や道徳授業に置き換えられているのがいまの実情 である。すなわち、武道教育は体力の向上や人格の教育という教育目標を達 成するための効果的な教育であるとは考え固い。また、武道教育必修化政策 を懸念して反対していた問題だけをそのまま残しているといえよう。 日本の国民は、武士道精神で武装されて戦犯になった歴史をもっている。 このような歴史をもう一度振り返り、日本の武道教育を設計した事実上の理 由と目的について再検討する必要性が今後の課題として残るといえよう。

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